想い出に出来なくて
正直な話、こんな文章を書くために筆を執るのはいささか苦痛である。しかし、このまま記憶の片隅にうずめてしまうには余りにも大きく、重たいことであるのもまた事実だ。振り切らなければならないことと、忘れてはならないことの区別はいまだに難しいが、あの夏の終わりに起きたことを出来るだけ正確に記そうと心がけた。(平成11年8月)
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(c)1997-2010 Nobutaka Mizuno