想い出に出来なくて
正直な話、こんな文章を書くために筆を執るのはいささか苦痛である。しかし、このまま記憶の片隅にうずめてしまうには余りにも大きく、重たいことであるのもまた事実だ。振り切らなければならないことと、忘れてはならないことの区別はいまだに難しいが、あの夏の終わりに起きたことを出来るだけ正確に記そうと心がけた。(平成11年8月)
目次
第0話 9月9日
第1話 あの日あの場所で
第2話 春
第3話 優しい木曜日
第4話 あくびの午後
第5話 もう一度
第6話 とても長い夜
第7話 なぜ…
第8話 雨
第9話 祭りのあと
エピローグ この星空の彼方
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(c)1997-2010 Nobutaka Mizuno