軽蔑のイメージ

会社の10月1日付けの定期人事異動が発表されました。よく見てみると、以前所属していた部の部長が、かなり遠くにある海外の子会社に出向になったという辞令がありました。

2年前、僕自身がこの部長から異動を言い渡されました。俗に言う背番号が変わる異動というやつで、この世界ではあまり例の多いことではありません。実際に異動となった2003年7月に先立つこと数ヶ月、異動の話を初めて聞かされた時のやりとりは今でも鮮明に覚えています。

部長:「実は、●●部門から、君を是非にという話があって」
水野:「はぁ」
部長:「ここで異動したほうが、君のためにも幸せだと思ってるんだ」
水野:「その異動先の課ってどんな仕事をするところなんですか?」
部長:「知らん」
水野:「……ポカーン……」

異動先の仕事内容も知らないで、異動した方が幸せだなんて、どうして言い切れるというのでしょう。単刀直入に「お前は要らないから異動なんだ」とは言わない、言えないというのも理解は出来ますが、それは余計に本人を傷つけるだけということには気づかないのでしょうか。僕を傷つけまいとする嘘ではなく、彼自身が悪者になりたくがないための嘘だというのがバレバレなのに、それを平然と言ってのけるこの部長の、妙にさわやかな笑顔を見ながら、僕は内心「こうやって前の奥さんとも別れたのかなぁ。自分の家庭すら幸せに出来ないような男が、アカの他人の幸せなんぞを考えるふりしなくていいよぉ」と思っていました。

現在の部署でこの話をすると、「なんじゃそりゃ。サイテーの上司だな」とか、「そういうやり方は上司として失格だよね」と口々に言われますが、そのサイテーの上司も部長の任を解かれて、偉くもなくなった彼(本人はまだ偉いつもりでいるかも知れませんが)ともう二度と口をきくこともないでしょう。

ふと昔の思い出がよみがえってきたので書いてみました。

2005年09月30日 23:12
カテゴリー: 史上最低の上司

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