アフリカ出張記(9): Looking for a Rainbow

朝7時過ぎに起きて、9時前に朝食。シャツと背広をクリーニングに出しておく。10時過ぎにホテルを出て、支店長の案内でプレトリア近郊にある、オランダ系白人がつくったフォールトレッカー・モニュメントを見学。ピラミッドのような威容だが、これもみんな奴隷の黒人がつくったのかなぁなどと考える。その後、ヨハネスブルグに戻り、アパルトヘイト博物館を見学。こんな明からさまな人種差別が、現代に至るまで続いていたことに驚く。オランダ人の心根にあるメンタリティというものなのだろうか。ホテルへの帰途、カフェ・レストランに立ち寄りハンバーガーを食べる。この界隈は高度なセキュリティで守られていて、車の出入りもいちいちチェックを受けるので、治安の悪いヨハネスブルグでも安全に外を歩けるのだという。確かに賑やかだ。食後にアイス・コーヒーを頼むと、バニラアイスとコーヒーを混ぜた一種のシェイクが出てきて驚くが、甘くて美味しい。午後、ホテルに戻ると、早くもクリーニングが仕上がっている。再びショッピング・モールをうろつく。日曜日なので、早く閉まる店も多いが、昨日も冷やかした大きなスーパーマーケットを歩く。夜、支店長宅で、駐在員とその家族を集めての夕食会に招かれる。あれこれともてなして頂き恐縮する。先日会った元の上司も来ていて、妙に積極的に話しかけてくる。上司だった頃には殆ど口も効いてくれなかったのだが。こういう席で場の雰囲気をぶち壊しても詮無いので、取り敢えず普通に会話する。その元上司、以前僕もシゴかれたこともある別の上司のことを「アイツのフランス語は大したことないんだろ?」などと言ってくる。僕は間近に接してその方のスキルの高さを知っているので「あの方は時々吃音は出ますけど、バリバリに出来ますよ」と反論する。どんなつもりで言い出したのか分からないが、せめてご自身がフランス語を話せるようになってから他人のスキルを評論すべきだろう。まぁ、この人物らしいと言えばその通りかも知れないが、人の言い草を悪く受け止めようとすればいくらでも悪く言えるということも事実なので、自戒を込めて必要以上の反論はしないことにする。この御仁の二度目の奥さまもお見えになっていて、役員が、「失礼だけど、この中で一番お若いご夫人はどなた?」と聞かれてその奥方がやや恥ずかしそうに手を挙げていたのが印象的だった。あれこれと飲み食いして、帰ろうとしたら、例の御仁が「ミズノ、ありがとう」などと言ってくる。別に礼を言われる筋合いもなく、どういうつもりで口にしたのか皆目見当がつかないが、自分が役員の面前で悪く言われることもなく、安心して思わず出てしまったのだろう。あぁ、この人は全く変わらないんだなぁ、と思いながら、適当に挨拶して支店長宅を辞去する。ホテルに戻って、荷物をまとめてから床に就く。


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2008年10月05日 23:59
カテゴリー: Diary , Traveling , 史上最低の上司

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